先月、8月15日に門真国際映画祭2020のルミエールホール会場が閉幕となり、その後14日間の感染症発症者確認期間を置いて、発症者はひとりも確認されませんでした。

幾度となく感染症対策を強化したこともあり、今年度から内閣府の許認可を得て日本政府後援の民間表彰制度となった門真国際映画祭は、パンデミック(感染症の世界的大流行)以降、国内で初めてお客様を会場に迎え入れて国際映画祭を開催しました。

2020年は映画にとって受難の年となりました。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響下、カンヌ国際映画祭を筆頭に世界中の国際映画祭が開催中止や延期、無観客での開催やインターネット上だけでの開催に追い込まれる中、門真国際映画祭は実会場での開催を諦めることなく準備を重ねてきました。

今年は実会場ルミエールホールでの開催に加えて、初めてウェブでの上映や授賞式の生配信を行いました。これらの取り組みはいつどの様な状況になろうと、お客様に本年度最良の映画を届けたいという強い想いの結実です。

開催地である大阪府では感染者の増加傾向がみられる状況でしたが、いわゆる「間引き座席」の効果を正しく疑問視し、映画館と同じく、1時間に4回自動的に全館の空気が入れ替わる空調設備の運用が法律で定められているルミエールホールにおいて、映画鑑賞は感染症対策にとても強い遊興であることを実証することができて、本当に良かったと思います。

マスクなどの感染症対策を行っていれば、映画は座席を間引くことなく安全にお楽しみいただくことができます。映画館での映画鑑賞は極めて安全であることを全世界に向けて伝えたいと思います。

門真国際映画祭の開催は今年で3回目で、海外作品に日本語字幕を付けて上映する作品数では世界最多を誇ります。

今年度の門真国際映画祭は、世界44の国と地域から1020本のご応募があり、その中から78作品の映画を選出、優秀作品として上映をしました。

最優秀作品賞や大阪府知事賞、門真市長賞、最優秀J:COM賞、そして最優秀俳優賞や最優秀ダンサー賞に輝いた作品の監督や俳優、ダンサー達の授賞式での晴れ姿は、ウェブ会場でご覧いただけます。

これからも門真国際映画祭は誠心誠意、映画の振興に取り組んでまいります。引き続き、ご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

門真国際映画祭運営事務局代表

特定非営利活動法人 門真フィルムコミッション 理事長 奈須 崇

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